【エバーテイルレビュー】広告に騙されるな！王道本格派RPG、エバーテイルの評価と序盤攻略

『エバーテイル』は本格派RPGゲーム。よくあるRPGとは異なり、でランダムエンカウントしたモンスターをテイム（使役）することができる要素が含まれているのが特徴だ。

動画サイト等で広告をよく見るこのゲームだが、良い意味で広告の内容とは180度異なる内容になっている。広告では某超有名なモンスターをゲットするゲームのようなドット絵だが、いざ遊んでみると、美麗なグラフィックでドット絵はほぼ使用されていない。

今回はそんな『エバーテイル』の紹介と、プレイする中で見えてきた注目すべき点をレビューしていこう。

エバーテイルとは

独特な広告で話題の本作。広告だけ見ると、一切やる気の起きないゲームであったが、興味本位でダウンロードしてプレイをしてみた。広告通りの内容であったら、即アンインストールするつもりであったが、良い意味で期待を裏切られ、現在までプレイを続けている程度には遊んでいる。

本作を一言でいうと、王道RPGゲームだ。モンスターを捕まえてパーティに編成し、バトルに参加させることができる点が大きな特徴といえる。

ダンジョン内は強制シンボルエンカウントで、迷路にはなっていないものの、ダンジョンの雰囲気は味わうことができる。

後述するが、キャラクターの豊富さも本作の特徴であろう。そのため、好みのキャラクターを優先して成長させていき冒険を進める楽しさが味わえる。無課金でもキャラクターはストーリーを進めていくうちに仲間になるし、モンスターを仲間にする面白さを実感できるだろう。

編成はキャラクター・武器・アクセサリを、レベルに応じたコスト内に収めるように配置する。キャラクターの属性・得意武器・持っているスキルのバランス・コストを考えなら編成をしていくと、楽しみ・戦略が増えていくだろう。

エバーテイルの注目ポイント

戦略性の高い王道のRPG

広告のイメージとはかけ離れた世界で、往年のRPGゲームを彷彿とさせるタイトル画面。

広告でピックアップされているようなダーク・グロテスクな要素は一切感じられず、王道のマップを進んでいくことになる。

画像の草むらを進むとモンスターにランダムエンカウントし、バトルがスタートする。

バトルは敵味方最大で４対４の戦闘となるが、編成の仕方によっては４体以上のキャラ・モンスターを編成でき、控えを設定できる。もちろん、敵方にも控えがいる場合があり、ストーリー１章後半から、敵方はほぼ必ず控えがおり、その分戦闘難易度が多少上がる。

下の画像を見てほしい。右上のアイコン・左上のアイコンがそれぞれの軍の控えパーティメンバーの数で、自パーティは２体、相手パーティは１体の控えがいることがわかる。

バトルシステムについては、基本的にはターンバトル制であるが、戦闘が開始されると、行動順が単純な素早さ順ではないことに気づくだろう。そこが戦略性を感じる部分だ。

下の画像の右下に表示されているのが現在の行動順のキャラクター。画面左下の表示がバトルに参加している全キャラの行動順となっている。行動順を考えるのも本作のバトルの面白さといえる。

一言でいうと、TU値が行動順を決定していて、TU値が0になると行動順が回ってくる。

スキルごとにTU値が設定されており、現在のキャラがTU値250の全体攻撃を放った場合、TU値が250増加する。そうすると、左下に表示されている行動表の一番左に現在のキャラクターが表示される。（下画像）

今回のキャラクターがTU値100の攻撃を行う。そうすると、先ほどのキャラクターより行動順が前に表示される。（下画像）

このような形で、TU値を意識しつつ、戦闘を進めていく。チュートリアルでも十分な説明がされているため、実際にやってみて全く理解できないといった状況にはならないと思うが、慣れてしまえば問題なく進められる。

他には属性相性・スキル相性等、様々な要素があるのだが、今回は割愛させていただく。

しっかりとした戦闘システムであるということだけは伝えておきたい。

最大の特徴であるモンスターテイムシステム

本作最大の特徴といえば、モンスターテイムだろう。ランダムエンカウントしたモンスターは捕まえることで、バトル終了後から、自軍に編成し使用することができる。

捕まえ方は超単純で、対象のモンスターのHP依存となっていて、対象のHPが少ないほど捕まえる確率が上がるといった仕様だ。さらに、一度の戦闘で複数のモンスターをテイムすることもでき、自パーティがやられそうになったら相手モンスターを捕まえて戦闘を楽に進めるといった戦術も可能だ。

モンスターに関しては、レベルを上げていくことで、進化するモンスターも存在する。下の画面のモンスターは最序盤から登場するが、画面は進化直後のスクショ。戦力が大幅に向上していることがわかるだろう。

魅力あるキャラクター

キャラクターデザインも非常に良いといえる。多くは語らなくても、複数の画像を見ればお気に入りのキャラクターは見つけることができるだろう。

画像はSSR（最高レアリティ）のキャラクター達であるが、SRも画像のクオリティが下がらない点も、付加価値として挙げられる。

筆者は好みの女性キャラがいればガチャを引くタイプであるが、結果、引いたキャラクターはパーティの中心になっている。ぜひ豊富なキャラクターをプレイヤー自身の目で確認してほしい。

エバーテイル気になった点

無課金プレイの場合、最大の特徴でもあるテイムしたモンスターが空気になりがち

RPGとして高いクオリティを保っている本作であるが、やはりスマホゲーであるためどうしても課金要素が入ってくる。運営を続けるうえで絶対的に必要な事項であるが、いかんせんキャラ（人間）ガチャの要素が強く、モンスターをテイムして部隊を強化するという本作最大の特徴が薄れてしまっている。

モンスターたちは無課金プレイであれば必須戦力になってくれるが、ストーリーが進んでいくにつれ、敵も強くなってくるため、ゲーム内でテイムできるモンスター・仲間になるキャラ（人間）を強化するだけでは限界がくる点が強いて言えば気になる点だ。

エバーテイル序盤の進め方

まずはチュートリアル完了後の召喚で、上の画像の中から好きなキャラクターをパーティに編成しよう。必ず戦闘の軸になってくれるはずだ。

序盤は戦闘システムをしっかりと理解しつつ、戦闘を行っていこう。戦闘の経験値はキャラクターだけでなく、武器にも入るため、武器の成長も望める。戦闘をすることでプレーヤーのランクが上がっていくし、前述した編成時のコストはランクが上がるにつれて増えていくので、それだけパーティを強化することができる。

無課金・微課金・廃課金のいずれかで進め方は結構異なってくると思うが、無課金で進める前提で話をするなら、とにかくモンスターを捕まえまくろう。モンスターを多く所持できていれば、それだけ選択肢が広がるし、戦闘もこなさなくてはならないため、レベルアップも望める。序盤のレベルアップの素材は、チュートリアルで選んだキャラを優先的に育てていけば、とりあえずは間違いない。

ある程度進むと、ガチャ用の石がたまるので、必ずガチャを引こう。ガチャからは、キャラクターだけでなく、武器も排出されるため、無駄になりにくい。

できることをやり切っていくことで序盤は進めることができるだろう。

エバーテイルのレビューまとめ

『エバーテイル』は戦略性の高い王道RPG。広告の内容は一切役に立たない。シンプルなバトルシステムの中に、高い戦略性を含んだゲーム。

一度でも広告を見たことがある人は、ぜひプレイしてみてほしい。良い意味で裏切られる。

配信日	2019/03/23
レビュー日	2023/6/13
アプリ名	エバーテイル
販売元	ZigZaGame
料金	基本プレイ無料（アプリ内課金あり）
対応機種	iOS 11.0以降 　/　Android 5.1以上
公式Twitter	エバーテイル公式アカウント

※この記事の内容はレビュー日時点のものです。